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CPU抗争の世紀末・・・ | 
 
クロックスピードは既に1GHzを突破し、約5年間で10倍にまで達した。 
 
そんな中、インテルが満を持して(?) 今世紀最後(2000年11月21日)に世に送り出した「Pentium4」。 
Pen4は1.5GHzという驚異のクロックスピードを実現したのだが、パワーアップしたPen4は 宿敵Athionに勝っているのだろうか・・・?
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| その実力はいかに・・・? | 
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Pen4は従来のPen3と同じ製造技術が用いられいているが、構造は一新された。 
新構造によって、1.5GHzという高クロックを実現し、更に最高5GHzの可能性を秘めている。 
 
では、実際にAthlon1.2GHzとの比較はどうなのか? 
 
ベンチマークの結果、ビジネス系アプリケーションでは、Athlonの方が優秀で、マルチメディア系ソフトでは、Pen4の方が優秀という結果が出ている。 
しかし、その差はAthlon:1.2GHzに対し、Pentium4:1.5GHz。 
差し引き0.3GHz(25%)程の差はない。 
つまり、Pentium4は1.5GHzになって、ようやくAthlonの1.2GHzに並んだ・・・、という程度なのではないのだろうか?? 
 
ベンチマークというのは、CPUだけでなくマザーボードや他の部品を含むPCの総合判断であるから、これだけでAthlonが優秀と決めつけるわけにはいかないし、Pen3が、「Katmai→Coppermine」と進化したように、Pen4も現在の「Willamette」からの進化があるだろう。(Athlonも現在のThunderbirdに進化したことだし・・・) 
また、最新のi850系マザーボードもBIOSを含め、当然進化するであろう。 
 
新しい物好きの方には、たまらない魅力だろうが、性能が安定するまでしばらく待ちたいと考えてしまうのである。(価格も高いしなぁ・・・)
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・・・って、言うか・・・! | 
 
そんなに、クロック周波数を上げてどうするの?? 
(プレステ2でも、ハードの性能にソフトメーカーが追いつけない状況で、ゲームの開発が遅れているという状況なのに・・・。) 
それに伴って新たに開発されるOSや、アプリケーションは、今後もどんどんサイズが大きくなるんだろうなぁ・・・。 
新機能もいっぱい加わり、使わない付加価値が装備され、更に使い辛く(?)なるのではという心配が・・・。 
 
特にOSに関しては、従来のカーネルを熟成させて、安全かつ安定したOSを完成させた方がユーザーにとっては有り難いのではないのか・・・、と、お考えの方は少なくないはずだが。 
 
価格維持の為に、過剰(?)な性能アップに振り回されている一般ユーザーは・・・、 
(これ以上の愚痴は、裏口の管轄かな?) 
 
それはともかく、現在の主流である800MHzマシンでも過剰でしょう? と言うことで、Pen4の実力とは、なんら関係の無い締めになり、申し訳ありません・・・。 
 
ただ・・・、現在の状況は、「街中をF1マシンが、OSと書かれたでっかいコンテナを牽引して、ちんたらと走っている。」というイメージがどうしても頭に浮かんでしまうのである。(^^)
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