特集第7弾!! Pentium4ってすごい?
(Pentium4 VS Athlon ??)
 
(2000/12/13作成)

CPU抗争の世紀末・・・
クロックスピードは既に1GHzを突破し、約5年間で10倍にまで達した。

そんな中、インテルが満を持して(?)
今世紀最後(2000年11月21日)に世に送り出した「Pentium4」
Pen4は1.5GHzという驚異のクロックスピードを実現したのだが、パワーアップしたPen4は
宿敵Athionに勝っているのだろうか・・・?
その実力はいかに・・・?
Pen4は従来のPen3と同じ製造技術が用いられいているが、構造は一新された。
新構造によって、1.5GHzという高クロックを実現し、更に最高5GHzの可能性を秘めている。

では、実際にAthlon1.2GHzとの比較はどうなのか?

ベンチマークの結果、ビジネス系アプリケーションでは、Athlonの方が優秀で、マルチメディア系ソフトでは、Pen4の方が優秀という結果が出ている。
しかし、その差はAthlon:1.2GHzに対し、Pentium4:1.5GHz
差し引き0.3GHz(25%)程の差はない。
つまり、Pentium4は1.5GHzになって、ようやくAthlonの1.2GHzに並んだ・・・、という程度なのではないのだろうか??

ベンチマークというのは、CPUだけでなくマザーボードや他の部品を含むPCの総合判断であるから、これだけでAthlonが優秀と決めつけるわけにはいかないし、Pen3が、「Katmai→Coppermine」と進化したように、Pen4も現在の「Willamette」からの進化があるだろう。(Athlonも現在のThunderbirdに進化したことだし・・・)
また、最新のi850系マザーボードもBIOSを含め、当然進化するであろう。

新しい物好きの方には、たまらない魅力だろうが、性能が安定するまでしばらく待ちたいと考えてしまうのである。(価格も高いしなぁ・・・)
・・・って、言うか・・・!
そんなに、クロック周波数を上げてどうするの??
(プレステ2でも、ハードの性能にソフトメーカーが追いつけない状況で、ゲームの開発が遅れているという状況なのに・・・。)
それに伴って新たに開発されるOSや、アプリケーションは、今後もどんどんサイズが大きくなるんだろうなぁ・・・。
新機能もいっぱい加わり、使わない付加価値が装備され、更に使い辛く(?)なるのではという心配が・・・。

特にOSに関しては、従来のカーネルを熟成させて、安全かつ安定したOSを完成させた方がユーザーにとっては有り難いのではないのか・・・、と、お考えの方は少なくないはずだが。

価格維持の為に、過剰(?)な性能アップに振り回されている一般ユーザーは・・・、
(これ以上の愚痴は、裏口の管轄かな?)

それはともかく、現在の主流である800MHzマシンでも過剰でしょう? と言うことで、Pen4の実力とは、なんら関係の無い締めになり、申し訳ありません・・・。

ただ・・・、現在の状況は、「街中をF1マシンが、OSと書かれたでっかいコンテナを牽引して、ちんたらと走っている。」というイメージがどうしても頭に浮かんでしまうのである。(^^)

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