2002/03/18
減らないウィルス感染。原因は油断!?
パソコンにとって、最も危険要素の一つであるウィルス感染が、
最近はウィルスに知識がある方の油断によって起こっているケースが少なくないらしい。
相変わらず、添付ファイルによるウィルスが蔓延しているが、基本的には開かない限り感染しない。
(Badtrans等、メールを見た瞬間に感染してしまう恐ろしいウィルスも存在する。)
アンチウィルスソフトを使っていても、最新のウィルス定義ファイルに更新していなければ、
新種ウィルスに対しては、抵抗力がないことは周知の通りであり、
怪しいメールの添付ファイルを開いてはいけない事は常識である。
にも拘わらず、それらを認識している人々が添付ファイルを開いて、感染してしまっているらしい。
これは、油断というよりも、興味本位で行ってしまうのだろう。
確かに、怪しげなモノを恐いモノ見たさで除いてしまう心理は理解できるし、
技術者にとって、感染したパソコンを修復することは容易なことかもしれない。
しかし、その瞬間に内外のネットワークに支障をきたす場合もあり、
企業にとっては、信用にも拘わる大問題である。
私のお客さんでも、「ウィルスに感染したパソコンを見てみたい」とか、「感染するとどうなるのか見てみたい」と言われる場合があったが、
「バカなことを言うんじゃない!」と言わざるを得ない。
一般の人がウィルスに感染して得られるメリットなどあるわけがないのだから・・・。
というわけで、怪しげな添付ファイル付メールや、感染したファイルを発見したら、
「即削除!!」して頂きたい。
例えば、家庭内に危険なウィルスを保管している人がいないように、
そんなものを大切に保存することは、大変危険であることもよく理解して頂き、
怪しい添付ファイルは開かないようにして頂きたいと思います。
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