Old-Contentsからの色あせしない知識、第3弾(2000/05/21)
2進数と16進数
「0」と「1」。コンピュータ自身が唯一理解できる言葉です。
なぜ、「0」と「1」なのか?それは、電気で動いているからです。
「0」と「1」とは、「ある」か「ない」かということです。
つまり電気が流れたら、ある=1、流れなかったら、ない=0、ということなのです。
コンピュータには、「だいたい」とか、「中間」とか、そういった判断は根本的にはできません。
ですから、「0」と「1」の2進数がコンピュータの基礎になるわけです。
(コンピュータの持つ基本的な性能を示す数字のほとんどが「2」の乗数で表されます。)
※ただし、量子コンピュータは「どちらでもない」という状態をとることができます。
コンピュータに理解できる2進数は、それを扱う人間には,とても扱い辛いものです。
そこで登場するのが16進数です。
16とは「2×2×2×2」(2の4乗)です。
10進数 2進数 16進数
0 0 0
1 1 1
2 10 2
3 11 3
4 100 4
5 101 5
6 110 6
7 111 7
8 1000 8
9 1001 9
10 1010 0A
11 1011 0B
12 1100 0C
13 1101 0D
14 1110 0E
15 1111 0F
16 10000 10
17 10001 11
18 10010 12
19 10011 13
20 10100 14
: : :
32 100000 20
: : :
64 1000000 40
: : :
128 10000000 80
: : :
253 11111011 FD
254 11111110 FE
255 11111111 FF
256 100000000 100
上の表からわかる様に、10進数に対して、2進数は2の乗数ごとに桁が上がり、16進数は16の倍数で桁が上がります。