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市外、T社でのネットワークプリンター障害。
再三不調を訴えるクライアント。
Windows10へのUGに起因するのかどうか?
合わせて、メール受信障害。
そうなると、ネットワーク周辺機器に不調はあるのか?
結論からすると、前記要因は全否定される。
ログのチェック、ネットワーク診断、各機器の性能チェック。
ネットワーク機能を持たないインクジェットプリンターを、USBをLANに変換する、いわゆるUSBサーバーは、以前から存在していた。
現在試用している、USBサーバーも日本製で、実績も高い。
メンテナンスで私が操作している段階では、明らかな障害は無く、プリンターの再設定等で、解消、その後の試用でも問題が無いが、翌日になるとどうも調子が悪いようだ。
問題を整理し、不調要因の可能性を限定していく作業を進める。
1,プリンターの性能
そもそも、使用しているインクジェットプリンターは、LANポートを持っていない旧式。
当然、内部メモリも小さく、そこに大量のパケットを送り込むとbusy状態になりやすい。 2,USBサーバーの性能
LANの規模が10台程度のPC環境には、向いていない可能性がある。
TCP/IPとLPTをプロトコル変換する負担は、結構大きいのかも知れない。
3,使用方法
プリンターを使っていると、印刷命令が渋滞することはよくある。
上手く解消できないと、次の印刷命令は絶対に伝わらないし、他のプリンターやネットワークに影響することもある。
プリンターの不調や、紙不足、給紙場所の変更等、印刷を頻繁にキャンセルしたりすると陥りやすい。
解決策として、
プリントサーバー監視アプリの導入により、状態を見えるようにする。
nPopの導入で、メールサーバの状態を見えるようにする。
1台のPCが原因でネットワーク全体に不調をきたす事がはっきりしたので、そのPC操作を監視することで問題解決の糸口を発見する作戦に。
結果は予想通り。
メールサーバの障害も、ネットワーク障害が起きている状態で、受信しようとしたため、上手く受信できなかったのが原因でほぼ確定。
印刷busyも、キャンセル情報がクリアになっていない等、確認して頂く事ができた。
解消したつもりでも、機器はできていないという事。
障害時の操作方法をレクチャーしてから、不調の連絡がないので、そういう事だったという事。
今回の事から言える事は、
古いタイプの機器を無理に使おうとすると、何らかの障害が起きやすいので、しっかりと買い換えを進める必要がある。
創意工夫を大切にする私にとっては、安易な買い換えを進める事は、自己能力の否定と考えてしまうが、限度があるので教訓にしなければ・・・。 |
22:20, Wednesday, Jun 12, 2019 ¦ 固定リンク
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