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緑ヶ丘中学校でPTA会長をしていた時の話。
5月くらいにプールを修復しないと使えないという話が、会議の場で出てきた。
学校側は、関市に修復の要請をしているが、なかなかやってくれない。
市の職員も、現状の確認には来ているとの事。
緑中では、従来、生徒が中心となって資源回収をしている。
学校、保護者、地域住民も協力して、年に3回、各学年が1回ずつ担当して資源回収を行っている。
それによって得られた収益が、PTAの特別会計として計上され、活動にも使われる。
そこで、特別会計から修復の費用を工面できないものかという案が上がった。
見積もりの結果、全面改修には、何百万とかかるが、急場しのぎの修復なら、数十万、2,3十万でできる可能性も見つかった。
ただし、「はいそうですか」と拠出する訳にはいかない。
何故なら、市立学校の施設は市が修復するのが当たり前。
PTAの資源回収は、学校施設を直す為に、行っている訳では無く、PTAの目的を果たす為の活動をする資金。
安易に手を付けると、後々に悪しき前例となる危険性がある。
そこで考えたのが、どう正当化するのかというプロセス。
保護者からの指摘に耐えうる説明が必要。
再度、学校から市に確認をとる。
本部役員会で学校側と協議を重ねる。
そして、地域の市議会議員の方々に、学校長の依頼で学校に来て頂き、経緯とPTA活動費の使用について相談した。
その結果、本来の使い方とは間違っているが、今回はやむを得ない。
市議会でも、この問題を取り上げるということで協議は終了。
これを踏まえて、実行委員会で皆様からの承認を頂き、やっとPTA費用を使っての修復をする事となった。
平たく言うと、ここまでやったのだから、しょうがないでしょ!
以降も、簡単に手をつけるなよ。同じプロセスを踏めよ!!
という事。
私が何かにつけて大切だと思うのは、
「目的は何か」、「その目的を達成する為の行動か」、「達成できたのか」
本質を見誤ると、間違った方向に行ってしまうので、まず最初の「目的は何か」。
つまり、なんの為なのか、本当にそれでいいのかの確認をしっかりすることを大切にします。
プール改修の本質については、後日。 |
22:05, Tuesday, Jun 18, 2019 ¦ 固定リンク
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