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ライオンズクラブの昼例会で、市の職員の方より、古町遺跡の紹介をして頂きました。
概要はこんな感じ。↓
発掘調査
(1)試堀調査 H30/5/10〜6/13
(2)本発掘調査 H30/7/17〜H31/2/28
(3)調査面積 644.298%uE38EA1
調査結果
室町時代の鍛冶作業に関連する遺構・遺物を多数発見
炉跡が多数、重なっており、炉の底に溜まってできる大型の鉄くずが多量に出土。
火力を高めるためのフイゴの羽口が出土。
鍛錬の際の飛散した鍛造剥片や火花が空気中で冷やされてできる粒状鉄滓が検出。
また、決定的なのは、短刀の破片が出てきた事で、この場所で刀が作られていた可能性がグッと上がったとか。
そうとう錆びていて、短刀なのか何かは、素人目には判断できないのだが、なるほど、包丁ではなく、短刀の構造をしているのだろう。
実際に、出土した砥石などに触らせて頂いた。
  
他にも興味深いものもあり、整理や管理・展示には、相当な時間と費用がかかりそうだ・・・。
しかし、「関市」が刃物のまちとして、刀都としての成り立ちに関わる重要な遺跡。
元々は、老朽化した刃物会館移転のに伴う土地調査で、遺跡が出てきたというもの。
関市のみならず、日本中どこかを掘り返すと、なんらかの遺跡が出てくる可能性が高く、よくある話ではあるが、関市にとってはともて貴重な発見である事には間違いが無い。
新しい刃物会館には、どのような展示スペースの計画があるのかわからないが、県内外や外国のお客様に紹介できるような展示を、是非とも期待したい。
また、遺跡を埋め戻さずに、全部保存した方が良いというような意見もあったと聞いているが、すぐにそういう人を困らせるような意見は本当にヤメテ欲しい。
一部を透明化した床にして、見る事ができるような設備にするという事で、十分だと思う。
話は違うが、あの「平城京」跡だって、鉄道が横切っているではないか!
理由を聞いてみたら、そんなに広い面積だと思っていなくて、新たに駅と道路を作ろうとしたら、メインの「門」が出てきたとか。
さすがに、計画は変更になったらしいが・・・。
日本刀を造ることができる、世界でも貴重な「刀都関市」を、PRできるように考えていかなければならないと、改めて思った日でした。 |
16:24, Wednesday, Sep 04, 2019 ¦ 固定リンク
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